WordPressのSEOをGoogleのMatt Cutts氏が語る
- 2009-06-04
- WordPress
海外SEO情報ブログにて、WordCamp 2009 San FranciscoでGoogleのMatt Cutts(マット・カッツ)氏が語った、WordpressでのSEOを簡潔にまとめて翻訳記事にしてくれています。内容を読むとWordpressに限らず、サイト運営全てのSEOについて語っている内容になっているので、SEOに興味がある方は必読です。
以下、Wordpressに関する部分や気になる部分を抜粋してみます。
Googleでよい結果を残したいなら、WordPressは賢い選択。
WordPressは、その技巧の80-90%をSEOに対して気遣っている。
素晴らしいコメント。
ただし、海外SEO情報ブログの運営者さんも書いているように、Wordpressを使ったら簡単に上位表示ができるという意味ではありません。Wordpressを使えば基本的なSEO対策の仕組みを簡単に導入することができる、とかそういう感じだと思います。
パーマリンク設定。WordPressでのベストな個別記事URLは、「/%postname%/」を設定して記事タイトルをURLに入れた形式。
ミblogは「%post_ID%.html」という反則技を使っているので、形的にはアウト。ただし、あくまで「ベスト」をあげているだけで普通に記事を書いていればあまり気にする必要はなさそうです。今からパーマリンクを変更する予定はもちろんありません。
ちなみに、最近作成しているサイトやブログは「/%postname%/」で統一しています。日本語のままだとURLが長くなってしまうので、スラッグは設定した方がいいと思います。
カテゴリ名にもキーワードを入れる
URLでキーワードをつなげるときは、
- ダッシュ(-)がベスト
- 次は、アンダースコア(_)
- スペースがないのは最悪
すでにやってしまったときは、修正したほうがいいのか?
スラッグを設定する際の注意点。なにやら良くわからない場合は、海外SEO情報ブログさんのURLを見ればわかりやすいです。ただし、ドメイン自体はハイフンなしの方がベストなんだとか。また、すでに別の設定にしてしまっている場合は、無理に修正する必要はないそうです。詳細はリンク先で確認して下さい。
バックリンク執着を避ける。「PR7から1リンク、PR6から25リンク、PR5とPR4から151リンク、PR3から120リンク」の合計297本のリンクを得ている自分のページよりも、「PR6から4リンク、PR5から38リンク、PR4から17リンク」の合計59本のリンクを得ているライバルのページの方が順位が高いのはなぜ?。
SEOにはバックリンクが重要といいますが、そればかりに拘るべきではないということですね。Matt Cutts氏は、そんなことに必死になるくらいなら、自分が興味や関心のある事柄を、定期的に更新した方がよっぽど効果的だと、他の記事などでもよく言ってます。
また、ここでは語っていませんが、オールドドメイン(古いドメイン)の効果も否定しています。Yahooでは効果があるとかよく聞きますがどうなんでしょうね。自分が管理しているサイトでは、新規に取得したドメインでも全く支障はないというのが感想です。
ドメインの年齢はランキングに影響するか? – Google Matt Cutts氏
そのほかも大変興味深い内容になっています。 ある程度SEOの知識がある人にとっては全て基本的なことなんですが、小手先のテクニックばかり追いかけているとつい忘れてしまいがちな部分なのかもしれません。
海外SEO情報ブログさんの記事内では、Matt Cutts氏のコメントに対して、運営者さんが補足をいれてくれているので、とてもわかりやすい内容になっています。SEOについてあまり詳しくない人も是非見てみて下さいね。
関連参照記事
- WordPressブログSEOをGoogleのMatt Cuttsが語る From WordCamp 2009
- WordPressブログでSEO その2 From Matt Cutts at WordCamp 2009