WP本 – WordPress標準ガイドブック
- 2008-03-14
- BOOK
MovableTypeの場合はタグを理解すればカスタマイズできたのでWEB上にある情報のみで何とかなりました。WordPressも普通に作成する分には大丈夫ですが、ある程度カスタマイズする場合はPHPを理解していないと難しい。そこで、まずはこの本を買ってみました。
WordPress標準ガイドブックの内容
MTの本は数多くありますが、WordPressの本は本当に少ない。Amazonで見てもめぼしいとこだと3~4冊程度しかありません。そんな中で評判が良かったのが、このWordPress標準ガイドブック。大まかな目次は以下のようになっています。
- いま、WordPressがおもしろい
- WordPressでサイトを作ってみよう
- 「テーマ」方式で簡単カスタマイズ
- テーマ作り解説完全版
- 「これだけは押さえておきたい」カスタマイズ集
- プラグインで機能拡張
- 付録
- CD-ROM付属
『いま、WordPressがおもしろい』 ではWordPressの仕組みや概要を解説しています。ライセンスやWordPressの歴史などにも触れていますね。
『WordPressでサイトを作ってみよう』 では付録のCDに入っているファイルを使ってローカルにApacheやMySQLをインストールする方法、レンタルサーバーへのインストール方法、基本設定や投稿方法など。ローカルに、とかはやってなので詳しくはわかりません。
『「テーマ」方式で簡単カスタマイズ』 ではテーマの仕組みや簡単なカスタマイズなど。
『テーマ作り解説完全版』 が本格的なテーマのカスタマイズ方法。モジュールの説明や、ヘッダー・フッター・サイドバーなど各テンプレートの解説、参考コードを交えての簡単なCSS説明など。
『「これだけは押さえておきたい」カスタマイズ集』 はパーマリンクの説明、404ページのカスタマイズ方法、フィードのカスタマイズやウェジットの解説など、細かいカスタマイズが中心。
『プラグインで機能拡張』 は色々なプラグインの紹介。後でも触れますが、プラグインなどは情報が古いと使えないことが多くあるので、あくまで参考程度にしかなりません。
付録はWordPressタグリファレンスとお役立ちリンク集。付属のCDには色々な見本のテンプレートやリンク集、プラグインが入っています。
WordPress標準ガイドブックの感想
まず、初版が2006年で、付属しているバージョンも2.0.4と古いです。最新情報はやはりWEB上で色々調べる必要ありです。
この本はWordPressの基本を押さえている内容になっています。なので、どちらかといえばこれからWordPressをはじめてみようと思っている初心者向けかもしれません。初心者といってもWPの初心者という意味で、カスタマイズをするにはXHTMLやCSSをそこそこ理解している必要があります。テンプレをいじるとなると、どんなCMSでもそこは必須だと思いますが。
ただし、WordPressには無料のテーマも数多くあるので、デザイン部分は無料テーマを使用して、基本的な使い方や部分的なカスタマイズ方法を知りたいという場合にも向いています。
他の本と違うところは用語の解説もある程度してくれているところ。例えばループについても『こうやって記述してください』だけじゃなく、こうこう、こういうものです、という解説が入ります。やっぱりPHPを理解していないと難しいですが、理論的にはわかります。
自分がこの本で一番見ているページが、付録のテンプレートタグリファレンス。WordPressのサイトにも書いてありますが、やっぱりタグは本を片手に手元で見たほうがわかりやすい。簡単な記述例もあるので、使えると思います。
ブログとしての基本的なカスタマイズやテンプレートの編集は、この本とWEB情報のみで大丈夫です。ただし、WPをCMSとして本格的なサイトを構築したいとなると、この本だけではシンドイかもしれません。PHP、覚えたいけど勉強する時間が無いのがとても切ない。
いまアマゾン見たら、この著者の新しいWordPress本が3月29日に発売されるみたいです。ちょっと期待してみる。
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