確定申告ソフト3本を比較
- 2008-03-05
- ソフト(ツール)
そろそろ申告期限が迫ってきた確定申告ですが、申告義務がある人はもうお済みでしょうか。面倒でまだやってないという人やよくわからないという人、まだ間に合います。何故か手元に確定申告系のソフトが3本あるので、使い心地などを比較してみましょう。
今回比較するソフトはこちらです。
やるぞ!青色申告2008
定番の確定申告ソフト。
入力メニューは4つの形式から選択可能。
帳票の出力はヒサゴなど色々な形式に対応しています。
わかりやすい仕訳ナビゲーション搭載。仕訳パターンには解説が入っている為、初心者が迷った時には助かる。
勘定科目ナビゲーション。勘定科目の詳しい解説が出てきます。仕訳から勘定科目をすぐにチェックすることが可能。
やるぞ!青色申告には、やるぞ!確定申告が付属。確定申告書Bにも対応。
音声と動画で流れを見ることができるビデオチュートリアル。何からはじめたらいいかわからない人向け。
カンタン仕訳虎の巻というPDFが付属。青色申告の基本知識から仕訳の解説まで。
やるぞ!青色申告の感想
とにかくヘルプ機能が豊富なので、これからはじめる人にはこれが一押し。今年は白色で申告するけど、青色申請してきたよっていう人にもいいですね。
手元に一冊は記帳の仕方を学ぶ本があるといいでしょうが、このソフトならネットで情報収集しながら記帳の仕方を覚えることもできると思います。
唯一気に入らないのがデザイン。ただ、こういうソフトに見た目は望んでいないので我慢です。
日本初の音声サポート「ボイスナビ機能」と映像解説「ビデオ講習チュートリアル」を搭載し、操作方法から申告書の記入方法、専門用語の解説、具体的事例まで全てを音声と映像でサポートし、誰でも迷うことなく簡単に確定申告をすることができる、確定申告ソフトの決定版です。
青色申告上々
見た目が綺麗な青色申告ソフト。
バインダー機能で、よく使う仕訳を登録しておくことができ、ワンタッチで呼び出すことが可能。
でか文字機能で小さい文字を拡大。意外と使える?
集計・決算メニュー。確定申告書や消費税申告書など、必要なものはほとんど揃っている。
青色申告上々の感想
シンプルだけど使いやすいつくりになっているソフトです。慣れるとバインダー機能を使ってサクサク入力していけると思います。
ただ、このソフトはどちらかといえば経験者向け。帳簿に関するヘルプはおろか、機能のヘルプさえも一切無いので、とても親切とは言えません。
また、FileMakerというシステムを使用しているので、起動時などの動作が重い。ただでさえ面倒な帳簿付けなのに、ソフトの起動を待つというのは苦痛です。
それでも見た目が綺麗なソフトがいいという人は使ってみてもいいかも。
青色申告特別控除(65万円)をはじめとした、様々な特典を受けるためにとにかく複式簿記をやさしく、貸借対照表や損益計算書の作成までをスムーズに。さらに青色申告上々では、確定申告、消費税申告までをトータルに支援します。
土日にささっと!白色申告 2008
こちらは白色申告と消費税の確定申告向け。青色申告には対応していません。
とてもシンプルな入力画面。家計簿をつける感覚で入力していきます。
難しい用語や計算などの場合は、詳しい解説が出てくる。
土日にささっと!白色申告には、土日にささっと確定申告が付属。白色申告の方で記帳していれば、全て自動で読み込む。更にわからない部分は詳しい解説が出るので、初心者でも簡単に作成できる。
土日にささっと!白色申告の感想
このソフトは白色申告専用です。まだ青色申告の申請をしていない人や、副業など小さいけれど申告しなきゃ、という人はこれで十分。
操作自体はお小遣い帳をつけたことがある人だったら誰でも使えます。ソフト名通り土日を使って申告書を作成することが可能です。
逆に日々の帳簿付けには向いていないので、入出金は手書きでノートなどに記帳しておくなどの割り切りが必要です。
白色申告専用とはいえ、使いやすさとわかりやすさは一番です。このシリーズで青色申告用が出れば、間違いなくこれを使うと思います。
「土日にささっと!白色申告2008」は、徹底的にシンプルさを追求した白色申告ソフトです。
いろんなことができると、それだけ操作は複雑になる。「売上」「仕入」「経費」「減価償却費」だけのシンプル記帳で、消費税・所得税の確定申告書の作成をサポートします。