工人舎(KOHJINSHA) SA5KX08AL を使用した感想など
- 2008-06-02
- パソコン
工人舎のSA5KX08ALを一通り触ってみました。動作速度やYouTubeなどでのウェブブラウズ、表計算やワープロソフトが7インチディスプレイで実際問題使えるか、そのほか色々な使い心地などを書いてみたいと思います。
デザインや液晶
今回購入したのはSAシリーズという、定価59,800円の低価格モデル。安い代わりにタブレット機能やBluetooth、ワンセグなどの機能は付いていませんが、質感やデザインは他のモデルとほぼ一緒なので、某PCのように玩具チックな作りではなく高級感があります。
ただ、本体を横から見てもらえばわかりますが、ディスプレイを閉じてもフラットにはならず、液晶とバッテリーの接続部分に段差が出来るのは好き嫌いが分かれるところ。液晶が反転するので、ある程度の出っ張りは仕方がないんですけどね。
液晶の写りですが、悪くない・・・というか結構鮮明で発色も申し分ないです。直射日光の当たる野外ではさすがに見難いかもしれないけど、明るいカフェなどでも問題なく見れるレベル。
液晶ですごく気になったのが、異常にホコリが付きやすいディスプレイ表面。しかも、下手に拭くとすぐに小傷がついてしまう素材なので、綺麗に使いたい方は保護シートでガードするなどした方がいいです。
キーボードについてはキーピッチ16.8mm、キーストローク1.5mmということで思った以上に打ちやすいです。慣れればブラインドタッチも可能だと思います。あくまで「慣れれば」ですが。
その他、バッテリーの駆動時間は標準で公称4時間。実質3時間程度なので個人的には合格ラインです。重さは945グラムとそれほど軽くはないですが、カバンに入れて持ち歩くのが苦になるほど重くはない。リバーススタイルにした場合、片手でずっと持つのはキツイですが、両手でしっかり持てば電車内でも見れる、かも。
ファンレスなので稼動音は全くせず、発熱は一日中膝の上に置いたわけじゃありませんが、それほど気にならないレベル。
動作速度
OSがXPということもあり、CPUのわりに動作はキビキビしていますが、複数ソフトやブラウザを多重起動すると、さすがにもっさり感あり。
余計なソフトがインストールされていないので、どの程度のソフトが動くのかは未確認。唯一、無料ウィルス監視駆除ソフトのAvast!4をインストールしてみましたが、普通に動きました。メーラーやOffice程度なら問題なく動作するでしょうが、フォトショなどはキツイと思います。その前にこの解像度じゃしんどいですが・・・。
ウェブブラウズ
最近のサイトを見るには、正直800×480ではキツイ。プレビューモード(Fn+Escキー)で1024×600まで解像度が広がるが、画面全体がぼやけてしまうので実用レベルではないです。携帯よりは見やすいけどPCよりは見辛いという感じでしょうか。
通常解像度の800×480で見た場合。
プレビューモードの1024×600で見た場合。
また、通常のサイトやブログを閲覧する場合は全然問題ありませんが、YouTubeやニコニコ動画などの動画を見るとカクカクします。音声は途切れないで聞こえますが、まともに見れるとは言いがたい。
やってはいないが動画を取り込んでメディアプレイヤーで見た場合も多分カクカクすると思います。もちろん3Dゲームなんてできないので、マルチメディア機として使うのは不向きですね。iTune程度なら大丈夫だと思います。
7インチディスプレイでオフィスソフトは実用的か
Officeなしモデルなので、Googleドキュメントで確認してみました。GoogleドキュメントはWebツールですが、動作は問題なかったです。
表計算。このパソコンで一から作成するのは難しい。修正や追加ならこのディスプレイサイズでも問題なし。
ワープロソフトの場合は小さいキーボードが苦じゃなければ全然使えます。
SA5KX08ALの総評
HDDが80GBあるのでデジカメ用のストレージとして、エクセルやワードなどを外出先で修正したい、仕事で頻繁にメールチェックをする必要がある、オークションなどを外出先でチェックしたい、ブログの更新、などなど、用途が合えば値段も安いのでおススメの機種。
逆に、たまに出張や長期旅行に行くので、そういう時のサブ機としてバリバリ仕事に使いたい、という場合は物足りないと思います。全体的には割り切りが必要かと。自分は・・・使う機会がほとんどないかもしれません。
SA5KX08シリーズはノートブック機能を凝縮したマイクロボディのモバイルPCです。7型ワイド液晶へ、キーボードはパンタグラフ機構を採用、進化した新SAシリーズを体感してください。