三菱24.1型液晶ディスプレイ RDT241WEX(BK)を購入しました
- 2009-11-11
- 周辺機器
パソコン購入のついでに、どうせだったら液晶もいったれと思い色々と物色。メインは今使っているVISEOがあるので、地デジや動画、ゲームもそこそこ楽しめて安い液晶がいいなと思い、2~3万円程度のマルチメディア液晶中心に探すことに。Amazonを見るとMITSUBISHIの23型液晶 RDT231WM-Sが2万円台で、超解像技術など機能も豊富。形もなんとなくVISEOに似ていたので、ここら辺が目的にぴったり合うなと思って「ほしい物リスト」に放り込んでおきました。
購入予定のパソコンも決まり、あとは液晶と一緒に注文するだけという頃、少し前からVISEOのパネルで気になってた部分が、更に気になりだしてどうにも我慢できなくなってきました。
画面に黒いもわっとしたシミのような箇所が見えると思いますが、これが拭いても消えない。しかも画面のほぼ中央上部と場所も最悪。動画や画像など、色があるものを重ねると気にならないんですが、バックが単色、特にグレーとかになるとかなり気になります。Photoshopをたちあげた時なんか特に目立つので、かなりイラっときます。
液晶は画面焼けが無いということなんですが、どう見ても画面焼けにしか見えません。それとも寿命なんでしょうか。まさかタバコを吸っていた時のヤニとか。修理となると保障期間も過ぎているのでかなり高額になるはずです。このままだと毎日イライラしながら仕事をすることになるので、VISEOはとりあえずサブにまわして、メインで使える液晶を探すことにしました。
ただ、メインにするとなるとパネルにもこだわりたいので、どうしても高額になってしまう。『ずっと三菱を使ってきたので、三菱がいいなぁ。でもVISEOは高かったし無理だなぁ』と思いながらサイトを見てみると、なんだかとってもいいタイミングで求めていた液晶を発見。IPSパネルで価格もミドルクラス程度。もうこれ以上のものはないと思い、実物を見ることもなくAmazonへ直行して注文しました。
届いたのは三菱の24.1型液晶ディスプレイ RDT241WEX。色は白と黒の二色ありますが、パソコン回りはデスク以外ほぼ真っ黒なので、やはり黒で。
- 輝度
- 70~380cd/m²
- コントラスト比
- 900:1
- 視野角
- 左右178°/上下178° (コントラスト比10)
- 応答速度
- 5ms(GTG)
- 最大表示画素数
- 1920×1200
一番の心配だったドット欠けは無し。引きが強い方なのでよかったです。
RDT241WEXのデザインや入力端子
まずは正面から。
ピアノブラックでピカピカに光るVISEOと違い、全く特徴がないデザイン。もちろんパネルはノングレアです。平凡すぎるほど平凡で、逆に飽きがこないのかもしれません。手触りは多少ざらついた感じでホコリも簡単にふき取れ、傷も目立ちません。
横斜め上から。
画面部分の厚みは6センチ程度とそれなりに厚い。後ろのでっぱり部分も合わせると結構な大きさになるので、ある程度広めの設置場所が求められます。
背面にある入出力端子。
入出力端子はD-SUBとDVI-Dの二つで、あとはコンセントのみのシンプル設計。今流行のHDMIやUSB、ビデオ、オーディオ端子などは一切ありません。スピーカーも内臓されていないので、別途必要になります。
角度調節は上下の他に左右にも多少首を振ります。ただ、高さの調節ができないので、使っているデスクによっては色々と工夫が必要になることもありそうです。
RDT241WEXで地デジを見てみる
動画やゲームはマルチメディアディスプレイのVISEOで見ようと思っているのですが、地デジはメインディスプレイにしか表示されないので、必然的にRDT241WEXで見ることが多くなりそうです(地デジについては後日詳しく記事にします)。RDT241WEXはVISEOと違って動画向けの液晶ではないのでちょっと不安。
正面から。
上から。
こういう見方をすることは絶対にないですが、大きな色の変化はありません。
横から。
光が反射して一部白く見えますが、肉眼ではほとんど色は変わりませんでした。
デジカメで撮影しているので通常目には見えない縦線が入っちゃっていますが、なかなか綺麗に映ります。動きの速い箇所ではさすがにブレたり横線が入ったりしますが、それほど気にはなりませんでした。動きの速いスポーツ以外は普通に見れそうです。画面全体が多少ザラっとした風に見えますが、これはVISEOでも同じような感じでした。テレビ用の液晶じゃないのでこの辺は仕方がないのかもしれません。
設定メニューやカラーマネージメントソフト、EASYCOLOR!2について
各種設定は右下のメニューから行います。
使い勝手は可もなく不可もなく。画質・映像モード・調整・ECO PROF・ツール・OSDというメニューから好みに合わせて調整していきます。自分の場合はブライトネス65%、シャープネス50%に設定し、色設定をsRGBにしてるだけ。正直これだけで全く問題ありません。ブライトネス65%でも明るいと感じる人は、もう少し落としてもいいですね。ゲームをする人は映像モードで、フル・アスペクト・リアルから選択できます。電源はパソコン側から省エネ設定など行えますが、独自にECO PROFメニューでオフタイマーや省エネの設定が行えます。
RDT241WEXにはカラーマネジメントソフト、EASYCOLOR!2が付属しています。
一緒に入っている写真とディスプレイに表示される写真を見比べながら色設定をしていくという方式。色調整の他に画像ビューアー機能も組み込まれています。色調整は目視なので、部屋の照明や環境によってはなかなか設定が難しいです。自分の用途は主にWEB製作なので、このソフトは使っていませんが、たまに写真を印刷するという人には重宝すると思います。
RDT241WEX(BK)の総評
以前サブモニターに使っていたWestinghouseのL1610NWは15.6型と小さかったので、動画やブラウザを個別に表示しているだけでしたが、RDT241WEXはVISEOと同じ24.1型なので、やっと本当のデュアルディスプレイ環境になりました。
肝心の画質についてですが、VISEOと比較すると一段鮮明になった印象を受けます。発色も大げさじゃなく、個人的には好印象です。ここに写真を掲載しても色に関しては伝わらないので、やはり実機を見て欲しいですね。店頭で見てぱっとしなかった場合には、設定を色々と調整して見比べて欲しいです。期待していなかった動画に関しても、テレビのように綺麗にというわけにはいきませんが、普通に見るには十分なレベル。
目の疲労度に関してはVISEOと一緒。どんなにいい液晶パネルでも、長時間見てれば疲れるのは当たり前なわけで。ただ、TNパネルの時に感じた、突き刺さるような痛みは、やはりありません。
色や絵はかなり自然な発色をしてくれるので、ある程度の用途に幅広く対応できる液晶ですが、機能や拡張性を考えると公式サイトにも書いてあるとおり、WEB製作・CG・動画編集向けと考えて間違いないです。もちろん画像編集にも向いていますが、紙に出力したりRAWデータを扱うプロの写真家や愛好家、DTPなどの場合は、Adobe RGBに対応しているもう一段階上の液晶を選択するべき、というか既にしていると思います。
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簡単な使用感
ゲームやDVD、ブルーレイ鑑賞など、家電としての使用頻度が高い場合には、この液晶はスルーでいいです。なんせ入出力端子がありませんので。配線を工夫すれば映るんでしょうが、無理にRDT241WEXを使う必要性はありません。
自分がVISEOを使っているのでVISEOいっとけと言いたいですが、11月20日(記事投稿日は2009年11月11日)に発売されるRDT231WM-Xがよさげ。23インチですが、IPSパネル、マルチメディア機能満載でこの価格は買いです。先にこっち出てたら、この記事のタイトルはRDT231WM-Xになっていたかもしれません。
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